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ほぼデイリー!

 
【1100】街と嗅覚 (コートの裏地とさい銭箱)

 駅ビルでパンを買い,天気がよかったので上野公園で食べた。
それをちょっと早めの昼食とした。
 なにをしにここまできたかというと,どの辺りが自分にとっての上野公園なのか?というのを確認したかっただけのことだけど。
そこでパチリ。この辺じゃないだろうか。
 ベンチで寝ている人もいれば,学生もいれば,サラリーマンもいる。そういう意味では密度が高い。
 早々に食事を済ませ一駅移動し,予定の時刻まで時間を潰す。
 こういう時はたったの10分でもなかなか時間が過ぎない。
それが暖簾の出てない,支度中の居酒屋さんと重なった。
 革靴にスーツ。強い日差しにアスファルト。
 ビールがうまい!
夕暮れ時が似合うのもわからなくもない。
 暑かったので飲み物でも買おうかと,スーパーに入って驚いたのは,
通路の真ん中に定価98円と,198円のものだけが,野菜から始まり肉(入り口から出口)までずらっと並んでいた。
 グラム(量)に対して“金額”が付いていないところが分かりやすくてありがたいではないか。
 外へ出れば,ここら辺は問屋街のせいなのか,刷りミス・タオル まとめて何百円や,業務用なんとか。
それを見ているだけでも新鮮で楽しくなってくる。
 昼からずっと立ちっぱなしの作業だったけど,うまくいった時はそれだけでは物足りないらしく,
エネルギーがありあまっているのか,溢れ(吹き抜け)てくるのか,夜の河童橋道具街を散策する。
 どの店も閉まっていたが,一件だけ六時以降でもやっていた,理由がわかった?
それはそうと貸切状態のアーケードを歩いていると昔からの看板を発見するだけでも楽しいものだ。
 浅草通りにぶつかると表情は少し変わり,モアっと生暖かい夜風に,
目に靄がっかった印象のオレンジの街灯が,隠微なのか,嗅覚を刺激した。
 左(浅草)へいこうか,どっちへいこうか。ここは悩むところだけれど,右(上野)へと向かう。
 途中 文字のない看板を発見したり,その欠けたところに想像力をかきたてられたり。
むかしながらの電飾の蛍光灯が目にクリアだったのか,無意識に掃除の行き届いたテーブルやカウンターを想像してしまう。
 以前だったら,そんなところで一杯といきたいところだった。
 あたりまえのことだけど上野駅まで戻ると昼間とは一変して夜になっていた。
 アメ横にはよくド○ター○ラレのシャンプーを買いに来た。
それがぼくにとっては,ステンカラーのコートを拡げると,裏地のチェックの柄に,昼間(過去)へと記憶がストンと蘇る。そんな印象がした。
 ここら辺というより,浅草橋には,何年間かお世話になっていた家があった。いまはない。
 今日食べたパンは,買う時には“ア○ティート”だと勘違いしていたが,後で“ア○デ○セン”のものだとちゃんと気が付いた。
同じように記憶というのは忘れないでいるものだ。
 途中,神社があったので,さい銭箱にチャリン!と入れといた。
853
7“吹き抜け”2
64 1
“立体パズルと万華鏡”

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.05.08(火) 日記
【1099】“消えた筒”(後にも先にもない)

 改札を抜けたと同時に気付いて,すぐに戻ったけど,すでに無い。
二,三十秒足らずのことですでに荷物がなくなっていた。
 忘れ物として届けられていたのは,それから三,四十分たってのことだった。
届けてくれたことには感謝しなければいけないが,その間どこへ消えていたのだろうか。
 ゴールデンウェーク中は,休み前から“ヒラメキ”がずっと引っかかっていて,
そのことがどういうことなのか,ずっとそれだけではないが考えていた。
 それと今日の忘れ物とが重なって,見つかったと同時に,閃いた感じがした。
 同じように探し回っているのだろうか。
ぐっと潜水すると高く浮力する力のように,今日の忘れ物のことが感じられた。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.05.07(月) 日記
【1098】黙示と暗示

 休みに雨。緑に雨。石に雨。気持ちよさそうです。
石と雨
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.05.06(日) 日記
【1097】関連とヒント

 “幾何級的比例と算術級的比例”
例えば,“只今”が,ヒラメキの点だとしたら過去と未来からの導き方の類似として?(覚書き)
 写真は関係ないですが,庭のミントです。育ち過ぎです。
ミント
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.05.05(土) 日記
【1096】“出口と入り口”

 引っかかるものがなければおしまいだ。
 逆に出口と入り口は分かっているけど,綺麗に掬えないことがある。
そういう時は大抵 寝ていれば自動運転に答えはでてくるはずだけど。
 それでも出てこない場合は
そのことに関してちょっと情報不足なんだな。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.05.04(金) 日記
【1095】“百葉箱”

 そういえば,先月のことだけど,「レオナルド・ダヴィンチ展」は平日の午前というのにすでに行列ができていた。
美術館の正面右手には,確か,百葉箱が設置されていた。
 案外ここにこうあるのも,それは意図されてないとしても,効果的なものに感じたのを想い出していた。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.05.03(木) 日記
【1094】“構図”

 一日中 今日は“線”を引いていた。
 (中心から決めることと,枠をもって決めることと。)
対象に照準が,ピタッと,両側から重なって解けるような爽快感がある。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.05.02(水) 日記
【1093】“立体パズルと万華鏡”

“解けたと同時に開いている”。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.05.01(火) 日記
【1092】木陰でハンモック

 “遠くから,波の引く音が潮風に乗ってやってくる。
 そういったイントネーションにぼくには聴こえてくるせいなのか。
西に お日様が少し傾くように,強い日差しをやわらげてくれる心地よさがある。
 そんな曲の似合う,汗ばむ季節になんだかなってきた。
今日も先日とは別のレイアウト(作業)をしていて感じたことがあります。
 それはカチッと嵌ると同時に心地良い風が吹き抜けていく。
そういう日は木陰でハンモックではないですが,ぐっすりと眠れます。”
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“木陰でハンモック”) 絵本
Art of Life; 2007.04.30(月) 日記
【1091】テラスからの眺め

東京駅 2007.04.29
皇居側 2007.04.29
裏道 2007.04.29
MAP 2007.04.29
 午後に作業を済ませ,六本木から乃木坂方面へと歩く。
青山通りでショーウィンドウの靴を見て。
 カナダ大使館の脇を曲がり,赤坂通りへと貫けて,赤坂の駅へ。
街はガラガラでした。
 そして地下鉄からそのまま新丸ビルへ。
 ここは,すごい人でした。
 皇居の緑に,その向こうにはビル群が,
夕日に,テラスからの眺めが,きれいだなあ。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“掘り起こすように”) 絵本
Art of Life; 2007.04.29(日) 日記
【1090】“結果,緑。”

 今日は朝から,不要なものを削除(単純)していくなかでの,レイアウトの作業。
印象は配置によって変わってくるし,配置によってメッセーも変わってくる。
 目線の高さを考え,白熱灯の下。太陽光の下と。場所を移動しながら考えていると,
決定したところで,突然,思い出したことばがあります。
 “緑は美しい。私が何かを好きになるたびに,いつも,人はそれは緑だと言います。
草は緑だし,樹々も,葉も,自然もまた緑です。
 私は緑の服を着たい。”
(写真;『脱走する写真 11の新しい表現』 ソフィ・カル 「盲目の人々」1986 より 美のイメージとは)
 単純にすることは要素が少なくなることですが,
だからこそ,自ずから観えてくるように,炙り出されてきたのでは,ないだろうかと。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.28(土) 日記
【1089】“にょきにょき”

2007.04.27

 掘り起こすことは“考古学”ではないですが,掘り起こすことが“考現学”のように,にょきにょきと。
写真は見たことのない人にはちょっとグロテスクですが,こんにゃくの茎です。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.27(金) 日記
【1088】初夏の風

2007.04.26

 夕方 作業を終え,日比谷線を銀座で降りる。
街の空気を,一様に,散策して味わう。
 歩道にゆとりがあるように,
余裕のある通りをテクテクと歩き,
 そろそろ帰ろうと,
 信号待ちで,“赤レンガ”を前に仰け反ってみた。
すると重厚な吹き抜けに,アレカ椰子がぼくの目には,揺れていた。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.26(木) 日記
【1087】T & I “印”

(文字が)巻き上がり

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
※写真は,本日 エンボス“印”を作品に押したところになります。
Art of Life; 2007.04.25(水) 日記
【1086】(文字が)巻き上がり

波が巻き上がり
(北斎/富嶽三十六景・神奈川沖浪裏)

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.24(火) 日記
【1085】“マンタリテ”(心性,精神構造やものの考え方として)

 “砂漠から水が湧き出すように。
 表現を消し去ったところに何もないかといえばそういうわけでもなく。
 枯れた大地にスピリチャルなものを感じるように
シーンと静けさの中にもぎりぎりまで巻き上げられた気配を感じることがある。
 反対にガチャンと飛び出す自販機の音に
 アスファルトで固められた中では強引に変換されるしかない。
そんなことをおもう。
 いずれにしろ,完結と同時に主体となることで大空に解放されるものでありたい。”
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
T & I 印(ロゴ):“マンタリテ”(精神構造やものの考え方として)
Art of Life; 2007.04.23(月) 日記
【1084】simple

 何故 波の音が爽快かといえば『文章読本』三島由紀夫の中にこんなはなしがあります。
 “小説の会話とういうものは,大きな波が崩れるときに白いしぶきが泡立つ,そのしぶきのようなものでなければならない。地の文はつまり波であって,沖からゆるやかにうねってきて,その波が岸で崩れるときのように,もうもちこたえられなくなるまで高くもち上げられ,それからさっと崩れるときのように会話が入れられるべきだ。”
 ザッブーン。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.22(日) 日記
【1083】入り口と出口

G・BANK 仮想の俯瞰図(人差し指をカクカクと曲げて,180°カチッ)
G・BANK ロゴ
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.21(土) 日記
【1082】理想の場所

 タンポポは光の加減で一日の間でも開いている時間が変わる。
例えばそんなことを知っているだけでもこの時期ちょっと豊かな気持ちになります。
 今日は金曜日。
今週もあっという間。
 雨に蔦の葉が洗われるのがなんとも気持ちがいいのが休日の雨,といった印象ではないでしょうか。
そんな通りが最高です。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“光のある場所”) 絵本
Art of Life; 2007.04.20(金) 日記
【1081】“飽きない線”

 電話というのは不思議なものだ。なんてったって声が届くんだから。
小学生の頃に糸電話で,どこまで届くのだろうか。
 そんなことを試みた記憶があります。
 そしてインターネット。
 変換できれば届けられることには変わりはないですが
これまた便利なものです。
 それはそうとして
人というのは飽きないなあ。
 そんなことを今日 ふと思ったのにも訳があります。
 “完全とは加えるべきものがなくなったときにではなく,取り去るものがなくなったときに,
すべてを脱ぎ去り,ありのままの姿に戻ったときに達成されるのである”
 これは,アトワーヌ・ドゥ・サンテグ・ジュぺリの言葉からですが。
 磨くこととと,取り去ることが,直結するかどうかは別としても
この言葉が,いつもとすこし違って聴こえてきたのには,
 遠く,深いところからピンと張った線を伝わって,
それは響いてきたせいからかもしれません。
エンボス印 版下(2007.04.18)

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“飽きない線”) 絵本
Art of Life; 2007.04.19(木) 日記
【1080】自転を“好”転へ

 回転する椅子に座って作業をしているのですが,ぐるっと,目線だけは極点(モニターのほう)を一定に,背中を仰け反らせて一回転した。
自転でもあり,公転でもあり。
 じっとグルグル考えていた状態ならば,それは公(好)転する地球儀といった感じがした。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.18(水) 日記
【1079】商標登録納付書

 登録査定書が届く。
区分数をどうしようかと考えた結果,やはり3つ(第16,28,42類)に決定。
 納付書を作り,郵便局へ。印紙を買って,書留で送る。
それなりに立派なものが届くらしい。
商標登録出願(2007.04.16)

Tasting & Imagination
(テイスティン アンド イマジネーション)
Art of Life; 2007.04.17(火) 日記
【1078】“色の帯”

 “色に拘り,色に囚われないという幅の領域に,色味という存在があるとして。
舌の上ではちゃんとチューニングできているといった印象がした。
 プツッとした粒がニュートンとゲーテの間を行ったり来たりしながら色に奥行きをつくる。
 環境そのものが情報といった中で,その隠し味を感じとることができた時。
経験の量,そのものが,色をより鮮明に映像として観せてくれるのではないだろうか。”(作品:“border”シリーズをイメージしながら)
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“色の領域”)作品:“border”シリーズ 参考:【1074】※摺り上がっています。
Art of Life; 2007.04.16(月) 日記
【1077】“表層”

 (4.10)この日 偶然飛び乗ったのは「ひかり」でした。
だけどその直後に45分も我慢すれば大丈夫だ。といった感想は乗車率が120%といった状態だったからです。
 密度というものはそもそもそういうものなのかもしない。
 で,そんなこんなで今度は急いで階段を駆け上がり,
飛び込むように上手いタイミングで乗り継いだ山の手線でふうっと窓の外を眺めると,
 すれ違う中央線の「女性専用車」と書いた車両に目が留まる。
ポンとそれが男性に反転して観えたかどうかは別として,直感というか予感みたいなものをそこに感じたのは,
 “変化”からの反射なのかもしれません。
 赤信号にぶつかると必ず次でもまた赤信号にぶつかるプログラムのように。
タイミングがいいとタイミングよくいくといった印象がこの日はした。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“表層”) 絵本
Art of Life; 2007.04.15(日) 日記
【1076】体とメンテナンス

 今日は昼から健康のためにも,(小)庭造り。
 ほんとうは作業スペースを新に創ろうとしてのことだけど,
そこからの眺めがいいので,庭も兼ねてということです。完成はまだ先のことになりそうですが。
 天気がよかったので少し日焼けした。
シャレで大きなヒラメキがあるようにと“世界一”という品種の林檎の苗を記念に植えといた。
 こういう作業の面白いところは,やった分だけ目の前の景色がどんどん変化していく点です。
 それにしても本日ネットの繋がりがいきなりダウン。
 “光り回線”なのにどうしたことか?
と同時にハードの状態も?
 そういったぎこちなさは体と一体となってこっちの具合まで悪くなってくる。
 いろいろと書きたいことがあった時に限ってこんな感じだからこまったものだ。
が,それも逆に咀嚼の時間として捉えればいいんじゃないのか。ということで,体もマシンもメンテナンスの日となる。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.14(土) 日記
【1075】“color”

color(2007.04.11)

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.13(金) 日記
【1074】border

border(2007.04.12)
台場(2007.04.12)

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.12(木) 日記
【1073】遠近的

レオナルド・ダ・ヴィンチ展(2007.04.10)
東京国立博物館(2007.04.10)
旧岩崎邸(2007.04.10)
関東タンポポ(2007.04.10)
東京ミッドタウン(2007.04.10)

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.11(水) 日記
【1072】“宇宙”

 あれが欲しいこれが欲しいじゃただの物欲主義のようだ。そんな子供の頃がだれにもあったとして。
逆に精神のはなしばかりだと大丈夫だろうかと現実味のないヤツのようだ。
 だからバランスが大切なんだと,こうして包み込んで在るのが肉体と精神なんだと,ひっくり返してこうして在るとして。
が,結果はそうだとしても,そうまとめてしまっては面白くない。というよりも薄っぺらな印象だ。
 そういう意味わしたちが包み込んでいる宇宙は経験の深みなんだろうな。
 マイヨールではないですが,どれだけ深く潜ったのか。
宇宙飛行士の方ではないですが,どれだけ未来へと近づけたのか。
 失敗もあれば成功もあったり,成功の裏に努力があったり,と。
だからこそ人生の大きな振幅の波(宇宙)に人は引き込まれて行くのだろう。
 難産の子供はより可愛い。
ではないですが,創造の宇宙もそういうものではないかとおもう。
 全てにおいてバランスというのは本来は上手くとれているものではないだろうか。
だけど,そういったバランスのサーモスタットがあまりにも人工的になりすぎて
 その結果として極端に寒かったり暑かったりなところが“現代的”でもあるが,
それにはっと気が付いて走り出したくなるのは,もったいないではないですが,自然の摂理というものではないだろうか。
 限りがあるからこそ充実して過ごせたらとおもう。
 向かう先がはっきりと見えていて,それに向かっている状態がある。
そうすればそこにまた新たな展開が現れてくる。流れてくる。
 それがバランスのとれた理想的なカタチではないだろうか。
そうやってまた深まっていくのではないのだろうか,と。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“自分というコスモス”) 絵本
Art of Life; 2007.04.10(火) 日記
【1071】新鮮な空気

フレッシュ
新芽

 早朝の空気の匂いもだいぶ変わってきました。
小鳥が飛んでいる訳でもないのに新芽の芽吹く匂いや,木々の芽に,フレッシュな足音が今にも聞こえてきそうです。
 そんなこの時期は,特に,驚きや発見といった新鮮な空気もたくさんあるのではないかと想像します。
 知ってるつもりが何も知らなかった。“毎日が始まり”ではないですが,常に新鮮な気持ちで,がんばろっ!
今日はちょっと曇りのようですが,良い一日でありますように!
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“空気と鏡”) 絵本
Art of Life; 2007.04.09(月) 日記
【1070】信頼と条件

 投票は夜の8時まででした。
日曜日の夕飯時とあってか通りには誰もいない。
 風に揺れる葉と葉の擦れる音や,
桜の吐く息がいまにも聴こえてきそうなそんな夜道を歩いていると,街灯の灯りに記憶の扉が開いたようでした。
 条件が揃うとはそういうことなのかもしれません。
記憶のはなしではないですが“骨董”というのもそういうものかもしれない?
 不思議なものでいくら店主と喋ってみても無謀なもので奥の扉は開かない。
それが黙っていても開く仕組みもあるんだろうと想像してみる。
 以前 そんな高価なはなしではありませんが,こんなことがありました。
「こういうのもあるんですよ」と,奥のほうから出てきたものがありました。
 だから売らない。ではないですが,
いくら頼んでも無理なものは無理なのに,その逆もある。
 カウンターの向こうで扉が開くではないですが,それがそーっと蓋が開くといった感じだったのか。
夜の街灯にこれでもかと満開の桜が咲いていました。
街灯に桜
桜と街灯

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“信頼と条件”) 絵本
Art of Life; 2007.04.08(日) 日記
【1069】それでも美味しく受け入れられる

 湖に行く予定はないけれど。昨日の夕刊を広げたらグレン・グールドが載っていたのでコーヒーを飲みながら今朝はそれをかけてみました。
 はなしは変わりますが,今日は無理を言ってしまった。
 どうしようか。
と,悩んでいたところへ丁度よく反対に電話を頂いて,それを踏ん切りにお願いしたら,すんなりと受け入れて頂けた。
 本当はそうじゃないかもしれないが,やっぱり言っておいてよかったと,晴れ晴れとした気持ちとなる。
 上手く言えませんが,それが心の充実に繋がりました。
 感謝しなければいけない。
それにしてもこのコーヒー,インスタントじゃだめか。と書こうとしたけれど,気持ちが充実していればそれでも美味しく受け入れられました。
 自分次第ということなんですね。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.07(土) 日記
【1068】“交換”

 “あみだくじから,落ちてきた響きのようにも感じる。
 最近はバスに乗ることはほとんどないですが,“チャリン”と子供の頃のあの両替の音をよく思い出します。
というよりも,そういうことを考えているのだろうか。
 やはりこれも子供の頃のはなしですが,
風呂場でクルクルと,石鹸の泡がこのまま南極まで流れていってしまうと思った,どこかそんな底抜けな感覚は,
 両替の“ブラックボックス”なのか。
 あっ,とワープするように,二日酔いの気だるい曇り空と爽やかな青空の朝が合体したような狭間から,チャリンと突然現れる。
そんなコインの裏と表が入れ替わる瞬間の音のようにも聞こえてくるから不思議なものだなあ,と。”(覚書)
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“交換”) 絵本
Art of Life; 2007.04.06(金) 日記
【1067】“コブシの花”

 昨日はびっくりした。
 冬に逆戻りしたような寒さの中,アイスを食べていると,頬にぽつっと冷たいものが落ちてきて,
「あれっ?」と見上げたら,雪が,早くしないと戻れなくなる急いで降ってきた。
 息抜きも兼ねてせっかく来たのに,とんぼ返りとなってしまって残念だったけど,
帰路にはコブシの白い花が群るように咲いていた。
 気がつけば木曜日。
それが青空に今日は羽ばたいているようでした。
『Sorali(Kanizsa)』 セリグラフ
コブシの花(2007.04.05)

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“雪にコブシの花”) コマ 図
Art of Life; 2007.04.05(木) 日記
【1066】雪に足跡

印(emboss)
雪(2007.04.04)

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.04.04(水) 日記
【1065】対角線と中心

 朝にFaxをして,宅急便が届いたり,納品があったり,注文していたものを取りに行ったり,「あっ!そういえば,なんだっけ?」
買い忘れていた雑誌を思い出して買ったり,と。
 そんな中 書店の本棚の,“フィンガー・フード”というタイトルの料理本に目が留まりました。
 ペラペラっと捲ると,レンゲに載せたそばや,寿司や串揚げが“fast”というよりも豪華に映って観えたのは,
上手く言えませんが,散りばめた宝石をロールにして,トッピングしたように凝縮を散りばめた品々に,感じたからかもしれません。
 夜は雨が降ってきて用紙に湿気を気にしたり,ギュっと煮詰めたような一日は,頭の芯にキャラメリゼといった印象だったからか。
どんなラベルにして蓋をしておこうか?そんな世界観を表現したいとおもいます。
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Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(質と量?“枡掛”) コマ 図
Art of Life; 2007.04.03(火) 日記
【1064】浄化とスタート・ライン

 燃料電池は一巡して水になる。
周期にもカチッとはまる音のする瞬間がある。
 舞台が自分といったような反転(リサイクル)構造は,浄化(芸術)といってもいいような逆転劇のようだ。
それは今日,ここにこうして立っていられることへの気持ちと,年度始めに良い子(真面目)なのがちょっと照れくさい感じと重なって観える。
 感謝する気持ちに再び流れてくるのではないだろうか。
新年度のスタート・ラインにそんなことを想う。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“浄化とスタート・ライン”) 絵本
Art of Life; 2007.04.02(月) 日記
【1063】いい顔

 曇り空の向こうに日が射すように,輝いて見える。
どんな結果でも結論が出れば晴れたようにだれもがいい表情なんだと閃いた。
 それとはまったく別なはなしだけれど,
土曜は色校正も,いいのも見つかった!
 パッと晴れた陽気にポカポカと今日はぐっすりと寝た。
 本でもなんでもそうだけど
曇り空の向こうに本当の答えがあるのではないのだろうか,と。
 ヒラメキ(アインシュタイン)は右から左への変換に悩んだようだけれど
左から右への変換に,そんな空を観た。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“いい顔”) 絵本
Art of Life; 2007.04.01(日) 日記
【1062】時には委ねる


 夜,六本木でタクシーを捕まえて,
「どちらまで参りますか?」,「品川までお願いします」。
 「道順はどうなされますか?」
「一番近い道でお願いします。」と,速答で。
 運転手さんも心得ているかのように,
「はい,かしこまりました」。
 “訳の分からないことなのか”,頭の中を,ひとり過ぎっていたからか,誰かに委ねてみたい気持ちは,迷わずそうさせた。
 ― 麻布十番の辺までくると,運転手さんに,
「最近この辺はこんな感じなんですか?」そんな質問をする。
 「実は・・・」
 ?。
 そんな切り出しなものだから,何かあったのだろうかと,
不吉な予感が一瞬 過ぎる。
 が,
「今日が始めての運転なんですよ。」
 「がくっ」。
左腕をみれば,しっかりと腕章をしていた。
 「昼間は教官と一緒で,くたくたでした」。
なんだか「えっ!?」という驚きと同時に,拍子抜けしてしまった。
 道は,いつものそれとは,わずかではあるが遠回りしていた。
が,しかたがない。
 ぼーっと窓の外を流れる風景に都会の静寂は,街路樹に閑静と表現したらいいのだろうか。
 そういえば今朝は路上試験の車がぼくの前を運転していた。
偶然というのは上手く重なるものだなあ。そんな印象がした。
 「運転手さん,このあと何時までお仕事されるんですか?」
「朝の4時までです。」
 「酔っている人もいるでしょうから大変ですよね。」
「そういえば今日,千鳥が淵は満開でしたよ。」
 昼間はぼくは上野方面にいた。
桜も名画も今日はバタバタしていて見れなかったなあ。
 夕刻,大江戸線からの帰りに,
“地下鉄から繋がっている”という言葉をその時には思い出していた。
 ぼくは反対出口にまだ用事だったけど,そのまま流れにそって覗いてみることにした。
 商品よりもウィンドウ越しに映る人の流れのほうに興味が移りつつあったけど,
ぐるぐるしていたら次第といろいろな表情がそこ(商品)には浮かんで観えてきた。
 小雨が今にも降り出しそうな夜の街(六本木)に,パープルや赤がエキゾチックにザワザワと揺れていた。
 戻ったのは夜の10時半過ぎだった。
はなしは変わりますが,BGMに,良く聴く曲だったなあ。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“委ねて確かめる”) 絵本
Art of Life; 2007.03.31(土) 日記
【1061】都会は花盛り?

 年度末なので,昼に急いで神社へと御参りに行ってくる。
 すっかり節目の節目の習慣となりつつあります。
 いつもの静寂な雰囲気はなく,観光客の賑わいで,ここにも春といった印象でした。
風水は方角か。吉報は風向か。
 流れはどこからやってくるのだろうか。
 海があって山がある。
だからか“南”が玄関と,聞いた覚えがありますが,定かではありません。
 囲いは停滞で,流れはオープンで,
 どこから吹いてくるのだろうか。
ここには“南”に湖があります。
 時宜の風見鶏は,吉方には逆らわない?
 ビルの乱立や見たいものだらけで,それが花盛りといったところでしょうか。
この時期の今日の風にそんなことを想いました。
近所の桜です。

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“吉角と時宜の風見鶏”) 絵本
Art of Life; 2007.03.30(金) 日記
【1060】流れのはなしとして

 連絡をとりたくてもとれない人がいる。
 名詞を持ち歩いていたりしたから無くしてしまう。
だけど,だからこそ新たな繋がりもあるものだ。
 寿司に大切なのは順番なのか。タイミングなのか。
立て結びがあれば本結びもある?
 交換は交渉が始まりかどうかは別として,
成立すればすっと抜ける,通路ができる?
 この時期だと花びらが流れてくるかどうかは別として,
ダイナミックな移動はエネルギーとなって流れて来る。
 終わりのないカタチは永遠(普遍)のカタチなのだろうか。
内と外を裏返すようにローマが起源らしいですがギメリングのことを想い出していた。
 それは全てに通じる(共通)カタチなのだろうか,と。
 そんな世界観を表現できたらと思いました。
それにしても障子に目あり壁に耳あり。
 流れは世界にオープンなのにねえ。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“流れの普遍”) 絵本
Art of Life; 2007.03.29(木) 日記
【1059】“初夏に舞う”(歌劇のように)

 “夏にはまだ早いこの時期に,窓を開けたら一匹の蛾が入ってきて,白熱灯の下でパタパタとしている。
 高らかな歌声は息ずかいとともに転調する人生のようでもある。
上空で突如途切れたタコ糸は,張り詰めた緊張を解放する。
 が,それは自由と同時にコントロールを失った機体となって慌てふためく。
それなのに,幸と不幸を同時に描く,エレガントな映像となって流れてゆくのは,
次の瞬間には,糸を引く手に上昇していく機体の姿を想像できるからではないだろうか。
 発声自体が波打つ人生の機微を歌い上げるがの如く,人の心を解放させてゆく。
 それが下降と上昇ではないですが,
社会には,すでに開かれた窓とこれから開かれてゆこうとする窓と二つあるように感じられます。
 開いてないと無に等しいですが,次第に広げていけばいいとういう考え方は,人生の華,そのものでもあるようですし,
すでに開かれている状態も,そのままという訳でもない。
 下降と上昇の変化と変身がダイナミックな息づかいの演舞となって上空で繰り広げられてゆく。”(『初夏に舞う』より)
 歌劇とは切なくも華やかなこんな気持ちにさせられるのかどうかはぼくには分かりませんが,
成功も失敗も,酸いも甘いも知らないと昇華しない転調に,それは聴こえてきた??
的(mato)です。
木枠に桜,
数量100になります。
的(mato): 100/100

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“初夏に舞う”) 絵本
Art of Life; 2007.03.28(水) 日記
【1058】“フレッシュ・ジュース”

 “フィンセント・ファン・ゴッホの『草むら』はスタイリッシュだ。
粗いカンヴァスに草の1本1本が逆毛だった神経のようでもある。
 と,これはぼくなりの感想ですが。
それにしても,寝ようとしても眠れない。
 時に人間の好奇心はスパゲッティー二に,オレンジの組み合わせはどうだろうか。
そんなことを要求したりします。
 が,それだけでは奇を衒うだけの,単なる行為のようでもある。
 反対に,オレンジのパスタはできないか。
 わがままな発想は想像力に負荷をかけ,
押し出すように絞り出されてくるものがある。
 それがなぜだか知らないが
クリエイティブなシルバーに,輝いて,映る。”
若葉

昨日(poster)刷り上がる
(poster)

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“フレッシュ・ジュース”) 絵本
Art of Life; 2007.03.27(火) 日記
【1057】(“種も仕掛けもない”)

“万華鏡”
タイトル & イメージ:“種も仕掛けもない”

【1052】

Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
Art of Life; 2007.03.26(月) 日記
【1056】“熟れ”

 最近のバナナは冷蔵?保存?だからかどうかはぼくにはよく分かりませんが,常温のところに出すと,2,3日で,あっという間に皮が茶色くなって,すぐにだめになってしまう。
それが推理小説ではないですが,結果が先にある。そんな印象がしました。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“熟れ”) 絵本
Art of Life; 2007.03.25(日) 日記
【1055】三角のメビウスの働きとして

 “始めに,味覚の連鎖はひとそれぞれですが,
ウスターソースにハチミツに粒コショウ。
 それぞれが隣り合わせに,結びついて,残りのもうひとつを連想させる。
アクセントに干しブドウを加えてみたりして,
 仰け反るひねりは,隣と結びついては,連鎖する回転に,無限なものを連想させられます。
 レモンバームにレモネード。
‘味覚’の連鎖は,なにかもの足りないところに,無限を可能にしてゆく。”
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“三角のメビウスの働きとして”) 絵本
Art of Life; 2007.03.24(土) 日記
【1054】“発見"

 上・下が広がれば,緩やかな風がそこには流れてゆく自然の法則のように,隙間を埋めてゆく。
それは“リサイクル”が成り立つことの意味のようでもあり。
 果てし無い遠心力は,言い方を変えれば戻る場所があるから安心できる,月の運動のようでもあり。
 車の中でここはいい場所だとポカポカと,日向ぼっこな気分で読書をしていた一昨日を思い出しながら,
 “溜めと同時に,だから踏みきりが必要なんだ”。
とでも言っているかのように,
 発見とは,ぐるぐる回転していると気付くことではないかと,
昨日は本屋の棚におもう。
 必要なものはすべて目の前に揃っていて。
ただそれに気付くがどうか,
 必要ならそれに応じて反応するのが“自分”ではないかと。
そんな気付きがある。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“発見”) 絵本
Art of Life; 2007.03.23(金) 日記
【1053】本質

 例えば“本を読むことが目的にならように本を読むことがコツだとしたら,良い本ほどそういうわけにはいかない”というところが本質だとして。
だから,真剣に向き合うことが真摯な態度だとすると,スルッとかわしてしまうことは,それの裏返しのようでもある。
 すべての道はローマへと通じるとしたら,“ローマへの道はすべてへと通じる”といったところだろうか。
これは自分にとっての最大のヒントではないだろうかと。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“ローマへの道はすべてへと通じる”) 絵本
Art of Life; 2007.03.22(木) 日記
【1052】“種も仕掛けもない”

 ヒラメキの瞬間は突然やってくる。
 そういえば去年の今日はちょうど川沿いをひとり歩きながら提灯のぶら下っているのを見て,
 「もうすぐ花見なんだな」と,その下を歩く人の姿を想像できた。
が,都会の変化は激しくて,建てては壊し,壊しては建て,出会したのはちょうどそんな時期でもありました。
 ― 青山墓地へと場所を移せば,ここはよく花見をしに来た場所だな。と,その中を歩いていると,ああ,そういえば今日はお彼岸だな。
と,線香の香りに想えば,今年の今日はこうしてしっかりと墓参りに来ていて,思考はパタンパタンと折り畳まれては開かれてでもいくようです。
 それを図示することは情報をいかにも整理していることのようだけど,頭を突き出して探して(覗いて)みても何もない。
 いったい“鳩”はどこにいるのだろうか。
こんなことを書いているのも最近 過去を映像として在り在りと思い出すことがあるからですが,
 つまりそれは日記を付けているから,それが付箋となって上手く引き出してくれるのだろうと自分なりに考えてみる。
凹+凸がぱっと○(丸)になる仕組みの自動傘は,天空に開いたと同時に現れた。
 景色は変わっても記憶は変わらない。ではないですが,
そう,これが春一番にならないだろうかと。
 見事なマジック(転位)となって,降りてきた??
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(“種も仕掛けもない”) 絵本
Art of Life; 2007.03.21(水) 日記
【1051】名画とタイトル

 明日は祝日だとおもうとほっとする。
金曜日もそれは同じこと。
 ちょっと暖かくなってきたせいなのか,夕方だからか,
路地裏を歩いていると,
 どこかの家の,あるは食堂の,
換気扇からなのか,はなし声と一緒に料理の匂いがしてきた。
 ここに移ってからはそんなこともないが,
過去の記憶の中から自然と蘇ってきた。
 条件と記憶というのは,上手く結びついているものだとおもう。
多分,こんなことが何回となく繰り返されて月日は流れていく。
 ここまで続けてきてよかったことは,どこでも生きる智慧として,
ここまでを活用することができると感じた瞬間でした。
 経験こそが失うことのない財産なのかもしれない。
それは自分には嘘をつけないということの裏返しのようでもある。
 と書いているとこのまま料理の匂いと一緒に記憶のどこかへと消えてしまいそうな雰囲気だけど
そんなことではない。
 夕暮れの生ぬるい空気がそういういう気分なだけであって,あと何分かすれば暗くなるので
しっかりとまた現れてくる。
 夕暮れというのは始まると同時に,暮れていく。
その最初のほうのはなしをしたかっただけなのかもしれません。
 突然ですが,名画にひとは感動するとして。
手が届かないからといって最高の刺激を,観ないのが一番もったいない。
 ということは絵に限ってのことではありません。
そういう意味,いいものをできれば多く見てみたい。
 と,思考が戻ってきたところで,突然思い出したことがあります。
 「絵っていうのはこうやって見るもんなんだよ!」
大きな絵画の前にどすっと座りこんで,ワインを飲んでいる。
 なるほど・・。
 それは,十分それで間に合うということの,これまた裏返しのようでもある。
見方によって,美味しくもなる。
 糸の先を手繰っていったらこんな記憶がズルズルっと出てきた。
 その時ぼくは
最初か後かは別にして
 タイトルというのは大切なんじゃないかという直感がした。
Tasting & Imagination
(PINK DIAMOND)
(名画とタイトル) 絵本
Art of Life; 2007.03.20(火) 日記