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●制作ノート “発想の源=言葉の断片?” それが全てではありませんが‥

ほぼデイリー!
“デイリー・リサイクル”
“T&I制作の際 どこか頭の片隅にあった★言葉の断片を書き出しています。”
だったんですが‥,日に日に時は過ぎて行ってしまうものです。
上手く新陳代謝していくためにも,これからは
関連性のありそうなnew☆最近の情報も交えてアップしていきたいと思います。
今後も★☆一日1つをテーマに一歩一歩,成長(勉強),更新!
◎作品との関連性を楽しんで頂いたり,
訪問して頂いた貴方のイマジネーションを掻き立てる,何かのヒントになれば幸いだと思います。
‘◎ふとしたきっかけで 「はッ★!」,ヒラメキ座が思考の天空に“誕生”する。
それは★の一つ一つのが関連性をもって“繋ながる”瞬間だ!’

※余談になりますが,豊かな感受性を育てる理由の1つとして,
その★!的中率を上げる目的があるのではないか‥,と思った。2004.05.30


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【200】 師走(来年,今回の次のテーマ)

‥何回も同じ本を読んでいるとパターンマッチングというのは必ずあって,

話はかわり,昔,シンクロエナジャイザーという,発光ダイオードがチカチカ高速パターンで点滅する装置があって,
外に内はシンクロしてしまって,

またまた話はかわり,高速道路を運転して帰宅した自分は,高速に着替えをすまし,高速に食事をし,風呂にも入り,
瞬時に,さて次はなにかとためらいのない行動的人間に変身している。
(だから高速の出口付近の,他の路との合流地点には必ず注意書きがあると思ったけど?)

で,話は本に戻り,ペラペラと高速ブラウズする行為は,この二つを(パターンマッチング,シンクロ)兼ね備えているけど, そこが本の構造の魅力的な部分の一つだと思うけど,

僕は自然を舞台にした(高速)ドライブのほうが遥かに好きで(‥一緒にすることほうが本来可笑しいことだけど構造の比較として),魅力的で,そのほうがたまらない,のです。

で,話は,人生を夢中に楽しんでいる人は,それをひっくり返したような,自分の舞台(人生の)を高速ドライブしているようなイメージだとして, 今回の次(=話は)はその辺をテーマ( 『テイスティング-イマジネーション』)に表現できたらいいな,と思います。

……脳をチューニング……
 フラシング・ライトとパルス音の統合が,視覚と聴覚という二大知覚を扉とする脳内探査を可能とし,生体の多彩な意識状態をコントロールすることができるという「シンクロ・エナジャイザー」の登場は,意識のリラクゼーションやクリエイティブな向精神性を誘導するという意味で,今最も注目されているメガ・ブレイン・ツールである。バイオ・メディカル・テクノロジーを戦略化するこの神経走査線メディア,シンクロ・エナジャイザーの開発者であるDr.デニス・ゴルゲスは,バイオ・フィードバックをはじめ,この30年ほどの間に進展した脳研究に,神経生理の分野からアプローチを続け,1980年にこのマシーンのプロトモデルを完成させていた。ヴェトナム戦争の体験によって,強度な精神外傷や洗脳操作の実体をも客観化したゴルゲスは,知覚器官の交差や,視覚上の残像認知やインナー・ヴィジュアライゼーションの研究を,精神状態の制御機能へと進化させてきた。
〔『メディア・エクスタシー』武邑光裕;1992.8.10より抜粋〕
〔Art of Life; 2004.12.23 日記〕

【199】 円環的 質の向上 『テイスティング-イマジネーション』

まとめとして,今回の内容を一言でいいますと‥

“限界がない”ことを仮に頭は教えてくれて,
“限界がある”ということを仮に肉体は教えてくれるためにある,として。

“限界があるのに,限界がない”,
そこを今回は表現したい,と思います。
(只今,版下製作中です)

>HOME 『テイスティング-イマジネーション』

〔Art of Life; 2004.12.21 日記〕

【198】 生・伝(知恵)・オーバーラップ

チーター,風姿花伝,釣り方,ユダヤ人

>HOME 『テイスティング-イマジネーション』

〔Art of Life; 2004.12.19 日記〕

【197】 荒さ(想起)

ある彫刻を見た時のこと。
「いいな…」と思う。
めったにそういう気持ちにはならないけど,なぜ‥?

ずいぶんと荒削りのその彫刻は,頭の中で想像する余地を,きっと残していたからなんだろうな。
想・起・さ・せ・る荒さだったんだろうな。

荒さを“配置”など,他の言葉に置き換えても同様のことが言える,と思う。
いい荒さは,そうさせるところがある!?

そんなことを思いながら‥突然,“荒削りだけど将来は‥”と眺めている(自然と想起させる)ときの心境を思いだしました。

〔Art of Life; 2004.12.17 日記〕

【196】 バラ色

人生

‥途中です。

〔Art of Life; 2004.12.16 日記〕

【195】 線がないということ

“色がカタチでカタチが色”という状態。

‥途中です。

〔Art of Life; 2004.12.16 日記〕

【194】 透明人間

 最近,Webサイトを見ていると時節柄,ミレナリオの写真をよく見かけ,思い出したことが‥
というか,その近くの建物,東京国際ホーラムの半地下のフローアーを歩いている時のことなんですが,ちょっとその前に。

 小雨の降る境内では,濡れた苔にほどよく雑音が吸収され,半分自分が消え,辺りの自然とほどよく一体となり,静寂な気分になる。が,人工的な空間は雑踏を断ち,壁が?全ての音を吸収し,いきなりキーンと耳なりだけがするように‥,スタートレックの(中略‥)のように自分が消えてしまう感じがした。ただ穴の二つあく空洞の内側から,すれ違う人を傍観している,そんな錯覚におちいらせた。今でも同じように体感するかはわからないけど。

  ※ちょっと話はそれますが,坐禅しながら自分がナメクジになり,頭の上に塩を盛ったところをイメージする。すると,すーと溶けて消えるように,頭から血の気が引いて一瞬,楽な気分になる。(消えた気分に)なります。

境内  苔

 真暗な空間の中で眼を開けたまあまにしていると,われわれはある種の欠乏を感じるようになる。視覚器官は自分だけにされてしまい,自分自身の中へ後退してしまう。眼がそれによって外界と結ばれ全体となる。あの充足した刺激の接触が欠けているためである。
〔『ゲーテ色彩論』より〕
〔Art of Life; 2004.12.16 日記〕

【193】 小さい穴

“そこ”

陰陽

‥途中です。

〔Art of Life; 2004.12.16 日記〕

【192】 そこ

……『ファインマン物理学』の第二巻でこんあふうに書いています。
”自然はなぜこれほど近似値なのか?誰もそれにどう答えてよいかわからない。 われわれの思いのつくことといえば,せいぜいつぎのようなことだけかも知れない。 日本に,日光の陽明門という有名な門がある。
……(中略)
しかし目をこらしてよく見ると,一本の柱で精巧で複雑な模様の中に,一箇所小さなところで上下が逆に彫られているのに気づく。 もしこのことがなければ,すべては完全に対称になっている。 なぜそうなっているのかときくと,神々が人間の完全をねたまなように,逆に彫ったという伝説をきかされる。 つまり彼等は,神々が人間に対してねたんだり怒ったりしいように,わざと間違えてそれを入れておいたというのである。 そうなるとわれわれもまた考え方を変えて,自然の近似値的な対称性のほんとうの説明として,神は人間共が神の完全さをねたまないように,法則が近似値的に対称性をもつだけにとどめておいた!と考えたらよいのかも知れない。”


……(中略)
そういう話が好きな人にはいいかもしれないけれど,ぼくなんか納得がいきません。世界はなぜ対称的なのかといったら,やはり,世界はそのようにして作られているからだという以外ないでしょう。対称性が必然的に導かれるような作り方をされたということです。 ……(中略)この世界がそういう対称性に満ちているということは,世界の構造には,世界の作られた方の歴史が刻印されているといってもいいわけです。そして同時に,世界が完全に対称的にできていないで,そこここでいろんな対称性の破れが見つかるということは,そこにこそ世界が創られるもとがあったのだということだと思います。
〔『脳を鍛える』立花隆より〕
〔Art of Life; 2004.12.14 日記〕

【191】 シミュレーション “顕微鏡で地球(流動的な大局)を見る(知る)感覚”

‥ふと,2001.11.25 NHK 「サイエンスアイスペシャル ネット社会の未来技術Fロボット開発最前線」の番組(多分)のことを思い出しながら。
この番組で紹介されていたキューブ型ロボット?
たしか,多分?お互いが磁力でつながり自由に組み合わさって,アメーバのように変容していました。
ある時はバラバラ(個)に,ある時は一つ(まとまり)に‥,壁を前にすると縦に積み重なり乗り越えていく,という柔軟な動きをするロボットでした。

で,ああいうロボットで,粘菌のような動きをシミュレーションする作品を子供の頃に見れたらよかったな,と思いました。
(“着眼大局,‥小局”なイメージ。それがあったら人生の失敗も,もっといい失敗に‥笑)

なんていうか“顕微鏡で地球(流動的な大局)を見る(知る)感覚”,とでもいうのでしょうか…。

そういう科学のようなアート?(何がアートは置いといて‥),アートのような‥?作品があれば,見れたらいいなと思った,のでした。
※キューブという単体の集合で抽象の型だからこそ,個と全体,ミクロとマクロのような視点の置き換えができ,そこに浮き彫りにされた本質がイメージされるのでは‥,と思いました。

〔Art of Life; 2004.12.08 日記〕

【190】 心に絵がなければ,考えることすらできない。

ikakata

 左脳の権化とでもいうべき形式論理学の始祖アリストテレスですら,心に浮かぶ像は思考に必要である,と感じていた。『デ・マニア(魂について)』のなかで,彼は,こう書いている。


 心に絵がなければ,考えることすらできない。思考する時に抱く感情は,図を描く時に抱く感情と同じものである。


 量子力学の生みの親マックス・プランクは,その自伝で,創造的科学者が具備すべき資質として次のようなものを揚げている。


 ……演繹法によって生み出されたものではなく,“芸術的”とまでいえる創造性によって裏打ちされた新発想を求めてやまない,いきいきとした直感にもとづく空想力。


『あなたの右脳が全開する!』 トーマス・R・ブレークスリー(著)大前研一(訳編)より
>HOME 『テイスティング-イマジネーション』

〔Art of Life; 2004.11.27 日記〕

【189】 世界中の笑顔を想像すること。それを想像する日。

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世界中の微笑みがいっぱい詰まったクリスマス・ビデオ
「ピース・オン・アース」
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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
“「クリスマスは,輝かしいときです。愛と優しさと,楽しい笑い声の満ちて溢れる日,他の人を思いやる日,親切な思いつきが,ふつふつと湧く日なのです。クリスマスは,長い間,私たちみんなの幸せのために,役立ってきました。クリスマスは,互いに与え合う日,たとえてみればまじりけのない黄金です。この世に愛が続く限りクリスマスも,けっしてなくならないでしょう。(アーサー・M・ホプキンス作「ある農家のクリスマス」中村妙子訳『クリスマス物語集』偕成社刊より)」”


“キリスト教独自の宗教的儀式であったクリスマスも,現在では,人種,思想,宗教の枠を超えて,「贈り物をする日」として世界中に広がっています。それは,愛する人への気持ちを形にして「楽しむ行事」として定着しているのです。この幸せに捧げられた特別の日または,私達の大切な星,私達のたった一つの家,愛する地球について想いを馳せる日でもあるようです。それは,クリスマスの日に私達は,このプロジェクトに「PEACE ON EARTH」と名付けました。”



『PEACE ON EARTH』

世界が住みにくくなってきているこの時代に,快適さと幸福を求めている皆さんにとって,ユニークなコンセプトのこのビデオ「PEACE ON EARTH」は,新しいスタイルの「環境刺激剤」になるはずです。そして,もしかしたらこの作品は,明るい未来の為の「最も素晴らしい贈り物」になるかもしれません。
(INTRODUCTION OF THE VIDEO より。1989 クラブキング)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
〔Art of Life; 2004.11.15 日記〕

【188】 ほどほど

ヤマアラシの一群が,冷たい冬のある日お互いの体温で凍えることを防ぐためにぴったりくっつき合った。だが,まもなくお互いに刺の痛いのが感じられて,また分かれた。温まる必要からまた寄りそうと,第二の禍が繰り返されるのだった。こうして,彼らは二つの難儀のあいだに,あちらへ投げられこちらへ投げられしているうちに,ついにほどほどの間隔をおくことを工夫したのであって,これで一番うまくやっていけるようになったのである。


ショーペンハウワー(非社交的社交性);『カントの人間学』 中島義道(著)より
「歌舞伎町(ここ)から這い上がる人は,強いんでしょうね。流されたら落ちて行く。まじめにやっていれば,獲物にされて騙される街。適当にやっていたらいいという街。もし自分に娘がいて,歌舞伎町に遊びに行くと言ったら,行かせませんよ」


亜希 ホテトルのやり手女社長 『歌舞伎町シノギの人々』 家田荘子(著)より
〔Art of Life; 2004.10.08 日記〕

【187】 創造“火”(鉄と石)

コンビ


漫才師にかぎらずコンビで何かやるときはみんな同じだ。
遠慮したり,内にこもったりせず,面白くぶつかりあうことが大事だね。
ぶつかりあうことが面白いと面って互いをぶつけ合う。
そうすれば,逆に生きてくる。
ぼくは世界が僕のコンビだと面って仕事をしてきているからね。
だから,世界を相手に作品をぶっつけている。
ぼくが毎回言っていることだが,人に好かれないことを前提に,
世界を相手に作品をぶっつけてきたのもそのためだ。


『生きる力』 岡本太郎(著)より
(途中です)

〔Art of Life; 2004.10.08 日記〕

【186】 エニアグラム

エニアグラム(二千年間イスラム社会に秘匿された神秘の人間学)


●タイプ1 完全でありたい人
●タイプ2 人の助けになりたい人
●タイプ3 成功を追い求める人
●タイプ4 特別な存在であろうとする人
●タイプ5 知識を得て観察する人
●タイプ6 安全を求めて慎重に行動する人
●タイプ7 楽しさを求め計画する人
●タイプ8 強さを求め自己を主張する人
●タイプ9 調和と平和を願う人


『9つの性格』 鈴木秀子(著)より 
〔Art of Life; 2004.10.08 日記〕

【185】 アメリカインディアンの教え

子供たちはこうして生きかたを学びます


●批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
●ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
●心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります
●敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います
●ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
●ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります
●思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます
●仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます
●はげましを受けて育った子は自信を持ちます
●公明正大な中で育った子は正義心を持ちます
●人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします


作:ドロシー・ロー・ノルト 訳:吉永 宏; 『アメリカインディアンの教え』 加藤諦三(著)より 
〔Art of Life; 2004.10.08 日記〕

【184】 “forward”

今こそ出発点

人生とは毎日が訓練である
わたくし自身の訓練の場である
失敗もできる訓練の場である
生きているを喜ぶ訓練の場である

今この幸せを喜ぶこともなく
いつどこで幸せになれるか
この喜びをもとに全力で進めよう

わたくし自身の将来は
今この瞬間にある
今ここで頑張らずにいつ頑張る


京都大仙院 尾関宗園 ; 『だから,あなたも生きぬいて』 太平光代(著)より

 うまくいっている人生とは問題のない人生ではなく,次々に問題を解決している人生である。
 生きがいとは,問題解決の積み重ねのなかで味わうものである。一つひとつの問題を解決することで,人生に意味が出てくる。


『運命のうけいれ方』 加藤諦三(著)より抜粋
〔Art of Life; 2004.10.08 日記〕

【183】 しないところ。(対称性)

目で見ようと,

耳で聴こうと,

鼻で嗅ごうと,

舌で味わおうと,

皮膚で感じようと,

〔Art of Life; 2004.09.23 日記〕

【182】 守護神

菩 薩

(途中です)

〔Art of Life; 2004.09.22 日記〕

【181】 生きる “No,nothing,thank you”

「死の五段階説」 1.否認と孤立 2.怒り 3.取り引き 4.憂鬱 5.受容

これはこの物語の主人公の胃袋(癌)である
『生きる』 黒澤 明
「欲求の五段階説」 1.生理的欲求 2.安全の欲求 3.親和の欲求 4.自我の欲求 5.自己実現

人々はよく,われわれは生きることの意味を探っていると言いますが,人間がほんとうに探求しているのは,たぶん生命の意味ではありません。人間がほんとうに求めているのは,<いま生きているという経験>だと思います。純粋に物理的な次元における生活経験が,自己の最も内面的な存在ないし実体に共鳴をもたらすことによって,生きている無上の喜びを実感する。それを求めているのです。
『神話の力』 ジョーセフ・キャンベル+ビル・モイヤーズ
“No,nothing,thank you”
『東洋的な見方』 鈴木大拙
〔Art of Life; 2004.09.21 日記〕

【180】 荒荒しさ

断崖

斜めな光の中で‥

ただただ深く,遠く揺れる耳に届かぬ波の静けさと,岩肌のコントラスト。

断崖の剥き出しに曝された厳しさは,

岩場の松にその時間の経過を,

切り立つ深さに込み上げる高さを感じ,

悲壮な荒荒しさは内側から境界を締め付けた。

〔Art of Life; 2004.09.18 日記〕

【179】 茶 碗(容)

容

(手にとって判ることがある,とらなければ判らないことがある)

やさしさは,ゆるやかに内側へ包みこんでいた。

真っ直ぐで,あからさまに底を見せてるものもある。

イビツな歪みは造った手の格好で,持てばしっくりと直ぐわかる。

わずかな反り(淵の)は内を大事に包みつつ,覗かすように誘っている。

気がつくと,手に取りながらいくつかの顔を思い浮かべていた。

両手で包み込む容(カタチ)は性格のようでもあり,心の器のようでもあり。

それで飲むというところが,その容を飲む心境でもあって,

包む両手の中で消えてしまえば,自分の容のようでもある。ありました。

※茶碗を手にしながら

〔Art of Life; 2004.09.18 日記〕

【178】 茄 子

今朝,茄子の味噌汁を飲んでいる,と。

上手く噛み切れないその皮に,日照りが続いて喉が渇いたのを思い出す。

‥旨いものでも,と思うころには満たされていた。

硬い皮の,喉への引っ掛りも平気な自分に因果なものを感じる朝だった。

〔Art of Life; 2004.09.18 日記〕

【177】 一輪の花

鳴海屋:「眠りさま」
鳴海屋:「どうです 眠りさま」
鳴海屋:「これでよしと頃合いを見計らって家老をさしたそろばんは我ながらあっぱれだと存知ますがね」
狂四朗:「そんな話ききたくもねえしそんな面みたくもねえ」
鳴海屋:「眠りさま」
狂四朗:「よせよ」
狂四朗:「おれは今 いい気持ちになってるんだ」
鳴海屋:「お待ちくださいませ お礼を差し上げたいと存知ます」
狂四朗:「欲の塊のような世の中でたったひとつだれにも知られず綺麗に咲いていた一輪の花」
狂四朗:「この気分をじゃますると 叩き斬るぞ」
眠り狂四朗 炎上剣(ビデオ)を観ていて。(途中‥)

〔Art of Life; 2004.09.18 日記〕

【176】 ビデオ

秋の夜長なものだから,?目を赤くして‥

●鬼 火 監督:ルイ・マル を見て

僕は死ぬ…
君らは僕を愛さなかったし僕は君らを愛さなかったから
僕は死ぬ… 僕らの関係は元へ戻らないからだ
僕は君らに消えることのない疵を残すだろう
●こころ 監督:市川 崑 を見て


わたしは妻に血のいろをみせないで死にます
わたしはわたしの過去を善悪ともにあなたの参考に遺教します
ただあなただけに打ち明けられたわたしの秘密として全てを腹の中にしまっておいてください
妻の過去の記憶をなるべく綺麗にしておいてやりたいのがわたしの唯一の希望なのですから
●それから 監督:森田義光 を見て

誠者天之道也(まことはてんのみちなり)
非人之道(ひとのみちにあらず)
●美女と野獣 監督:ジャン・コクトー を見て

●去年マリエンバートで 監督:アラン・レネ を見て

●ミツバチのささやき 監督:ビクトル・エリセ を見て

●エル・スール 監督:ビクトル・エリセ を見て


●ゴダールのマリア 監督:ジャンリュック・ゴダール を見て

途中です。

〔Art of Life; 2004.09.15 日記〕

【175】 ガリバー旅行記

ある日曜の早朝。(それは日課に近いものだった‥)

マウンテンバイクでいつものようにあてもなく,

あるのは,ただ知らない路を選んではひたすら進むことだった。

自転車は,登りを除けば大変なようで案外それほどでもなく,

気持ちよく先へ先へと行ってしまった。

気がつけばそこは,その日は島の中だった。

ただ,立ち並ぶ巨大に感じるコンテナと,駄々広い真っ直ぐなその路は,進んでいるのか,いないのか。

コンテナの影では,どこからきたのか女性と男性二人が裸足で泣いていた。

〔Art of Life; 2004.09.12 日記〕

【174】 「パッ」と弾ける(絶対の中の相対,相対の中の絶対)

本当に大事なのは情報でなく,それによって常に良い方向に変化し続けられること(自分),こそが大事だ。と思いつつ‥

なかなか何がいいなどということも,結論があるようでないような相対的な感じがして,

アヒルは水面下で一生懸命‥というけれど,

抵抗の無い流動的なシャボン玉の表面下では,その一点(時点)でグルグル,前も後もなくただ回っている感じがする。

ただ唯一変わらない登る朝日と,沈む夕日のようなものだけはどこか存在していて,

それを闇が訪れないように,なんとか追いかけていれば間違いのないような気もする,が。

詰まる所,自発的とは案外難しいもので,難しいものだけど,唯一,怒り(リアクション)は生のスターターな感じがする。

で,突然 思いだした話(事実か例えわかりませんが‥)があります。

“なんの治療もしない精神科医に腹をたてた患者は,と同時に治っていた。”,治った。

「パッ」と弾ければ一瞬に消えてしまうものだけど,

「パッ」と弾けて我に帰る感じもする。感じがする。

 ただ誤解のないようにしていただきたいのは,ノルアドレナリンやアドレナリンはけっして悪者ではないということです。 人間の体の中ので発生するものは,必ずそれなりの目的,必然性というものをもっています。ノルアドレナリンやアドレナリンはドーパミンの親戚で人間のやる気や活力の源でもあるのです。  ただ体の中で,こんな毒がなぜできるのか,と思われるほど毒性が強い。その毒性は蛇毒に匹敵する猛毒で,いつもイライラするような世界に入ってばかりいると長生きできないばかりか,人生がけっしてうまく運ばないのです。
『脳内革命』 春山茂雄(著)より抜粋
〔Art of Life; 2004.09.07 日記〕

【173】 圧倒的少数

著名な思索家であると同時に優れた経営コンサルタントの顔も併せ持つ,エスター・ダイソンは,「インターネット上の情報の圧倒的多数は無料になっていく」と指摘している。 ダイソンのこの主張の根拠は,
●デジタルネットワークが進むことによって,情報の制作や配給が安価に行えるようになり,コピーの供給量が増大する。
●コピーの供給量が増大するにもかかわらず,人々がコピーを使用できる時間は限定されるため,需要は固定的である。
●よってデジタル化されたネットワーク上の情報の価値は下落していく。
と単純明快である。
『Linuxはいかにしてビジネスになったか』 北山 聡,佐々木 裕一(著) 2000.9.25 より

カスケード
ダ・ヴィンチの乱流スケッチ

〔Art of Life; 2004.09.07 日記〕

【172】 使い切る

生の完全な燃焼が死だ。生の躍動と充実の究極が死だ
『敗戦前後』 高見順
(途中‥)

〔Art of Life; 2004.09.06 日記〕

【171】 「あ あ」

赤楽茶碗,

銘,「白 鷺」。

茶室

〔Art of Life; 2004.09.05 日記〕

【170】 くすぐられる寂しさ

きのうも今朝も‥

半開きな眩しさと

すすきの揺れる悲しさが,

気持ちい

すすき

 日本人の精神生活が「侘び」や「寂び」を尊重するのは,「寂しさ」や「侘びしさ」の欠如性そのものを楽しむまでに訓練されているためである。墨色の方が色彩よりも豊富だというような逆説も,「寂しさ」が「楽しい」という悖理と同じ心の構えである。
『「いき」の構造』 九鬼周造(著)より
〔Art of Life; 2004.09.03 日記〕

【169】 時々反転

この記事(毎日新聞 2004年8月24日 1時00分)を読んでいて,この研究内容(黒田教授は「巻き貝の左右の卵割様式の違いをつかさどる遺伝子が,貝の巻き型を決定する遺伝子と深く関連しているようだ。;記事より)とはまったく関係のない話になってしまいますが,頭に浮かんだことがあた,ので‥

……また、卵割の初期段階では、右巻きと左巻きは、卵割の進み方に差があることも判明した。4細胞から8細胞へ分裂する際、右巻きは最初から右へねじれながら分裂したが、左巻き貝は途中まで右巻きでも左巻きでもない対称な形で卵割が進み、最後に左へねじれた。……

>毎日新聞 2004年8月24日 1時00分 http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20040824k0000m040132000c.html
“右巻きは最初から右へ,左巻き貝は途中まで右巻きでも左巻きでもない対称な形で,最後に左へねじれた。”

この二つを併せもった感じのする図案,“蔓の図案”を思いだしました。全体は最初から一方向へ大きく渦巻いていているけど,時々反転(触手などが)して伸びる様子‥(実際の植物も?は?あれ?どうなんだろう?蔓があったら調べてみることに。一方向から見た時に右巻き,左巻きに感じるだけなのか?)

渦
“ART FORMS IN THE PLANT WORLD” Karl Blossfeldt (写真集)

渦
仏 具

〔Art of Life; 2004.09.02 日記〕

【168】 肉体(一体と,)

肉体の制御(アジア:ヨーガ,禅,太極拳)と,

 “人間は神がつくったということは僕は信じられない。神がつくったものにしては人間は無常すぎ,不完全すぎる。しかし,自然が生んだとしたら,あまりに傑作すぎるように思うのだ。”
『人生論』 武者小路実篤
(途中‥)

〔Art of Life; 2004.08.31 日記〕

【167】 吐き出したくても吐き出せないもの

吐き出せないから,吐き出すこと

〔Art of Life; 2004.08.30 日記〕

【166】 移ろい

昨日あたりからガクンと気候が変化する。
肌寒い風に乗って,靄の中からきこえる微かな虫の音は「もう秋だな」,と気持ちを一変させる

モヤ

〔Art of Life; 2004.08.29 日記〕

【165】 無技巧の技巧(萩坪;小庭)

萩は,春先に新芽をふき,秋に花を咲かせれば,冬は根元から刈り取られて,ふたたびくる春を待つ
『日本の美術 別巻 庭』 早川正夫(著)より
(途中‥)

〔Art of Life; 2004.08.27 日記〕

【164】 思いだす。

先日,あるところに立ち寄った時のこと。

そこは今でも昔の民家そのままの,土間造りだった。

でこぼこした感触を靴底でたしかめながら,

真っ暗な中から外の緑を眺めていると,まだまだ強い夏の陽射を眩しく感じた。

次第と目が慣れるにつれ,思いだすように見たくなるものがある。

真夏の民家

〔Art of Life; 2004.08.27 日記〕

【163】 放つこと

網戸にぶつかる音 「さっきの蝉か?」

蝉

「ほらっ‥」と,大空に放してよかった。

〔Art of Life; 2004.08.26 日記〕

【162】 “カナカナカナ”

夕暮れの雨上がりの涼けさと,ひぐらしの声。

穴

〔Art of Life; 2004.08.23 日記〕

【161】 内側から

トンネルを抜けた瞬間‥

内側から

「ゴーー‥」 反響する音。背中には 「ぽたっ」,水滴の落ちそうな気配を感じながら,昼間なのに薄暗いそこを歩いて抜ける。すると 「シューッ」 と全身が開放されるのを覚えた。

通り抜ける風は全身を圧迫し,反響する音は閉塞感を‥,薄暗い空間は不安を‥,全身を覆う不気味な触覚的な空間は“孤独な内側”をつくりだした。

“もう一人の自分が自分を俯瞰する”とはまったく逆の,“自分が内側から,遮断された外側の存在を”的な,どこか入り込んだ内側からの視点を体感させてくれました。

〔Art of Life; 2004.08.23 日記〕

【160】 実態を描くということだけ

太陽や月は遥かかなた何十億年も前から存在し,繰り返し繰り返し表れます。 わたしたちはそれを変えることはできません。唯一できるのはその実態を描くということだけなのです。
エリック・カール
〔Art of Life; 2004.08.22 日記〕

【159】 「これぐらいがいい」(完璧じゃないから完璧なカタチ)

海

これぐらいがいい


浜辺で拾った石を握りながら‥

波に揉まれ削られた,やけに手に馴染むこのカタチ。

塩のざらつきにも似たこの感触。

まん丸より 「これぐらいがいいよな‥」,と思わずでた自分の言葉に,そう思わせたところに,

「ああ,そういうものかな‥」

「そういうものなんだなろうな‥」,と思う。

そこが人間のいいところでもあって,複雑なところでもあるんだろうな‥。

※心にフィットしたカタチ。心にしっくりきたカタチ。

〔Art of Life; 2004.08.21 日記〕

【158】 あの味

ああ,気持ちい風だ。

3年?4年?ぶりのエネルギー回復状態。

やっと元にもどってきたようだ。

心地よいやる気のせいか,この爽やかな風がそうさせるのか,

運動会の朝こみ上げてきた,あの味を思い出す。

〔Art of Life; 2004.08.20 日記〕

【157】 条 件

人間は社会的動物である。
『愚非について』 ルキウス・A・セネカ
条 件

台風の影響で岸に打ち上げられていた。

あたりまえだけど,水の中じゃなきゃダメなんだよね。

だけど,あたりまえじゃないんだよな‥

だからといってこの魚になるわけはいかない。

ちがいは自分次第ということ。

小さくていいからとにかく自分で自分の池を造ることにする。

〔Art of Life; 2004.08.19 日記〕

【156】 石の音

何年ぶりのことだろう‥

川

ちらちらと風に揺れる紅葉の木漏れ日がやけに気持ちがよくて,それを映す川面はきらきらと輝き,ザア‥と流れる川の音と,ミーンミンミンと響くそれだけの世界は心を落ち着かせてくれた。

川の冷たさを確かめようと手を入れ遊んでいると,軽く放った石のたてたその音に郷愁を覚え,「変な記憶,残っているものだな‥」と,こどもの頃近くの川で遊んでいたことが蘇る。

‥あの時のあのかげろうが,目の前で,飛んでいた。

〔Art of Life; 2004.08.18 日記〕

【155】 (仮)“幸福なカタチ(呼吸)”

 ‥無限に広がる呼吸の仮想世界を絵本で表現してみよう思います。制作中

HOME (仮)『幸福なカタチ(呼吸)』

〔Art of Life; 2004.08.15〕

【154】 “生け方・生かし方”

 観照の目的でなく,生かし方の“発見”としての生け花(のようなもの)です。発見を生けたと同時に完結するもの,にまとまればと思っています。制作中

HOME 『生け方・生かし方』

〔Art of Life; 2004.08.15〕

【153】 色 【105】続き;カタチ(4)

色;カタチ参考
参 考

 ○ 物 理 的 条 件 ○ 現 象 的 性 質
 ・ ニュートン 「光学」 (色彩論の約100年前) ・ ゲーテ 「色彩論」 (1810)
 ・ ヤング‐ヘルムホルツ 「三色説」 ・ へーリング 「反対色説」

※光の物理的特性の研究にはニュートンの客観的態度が明らかにすぐれているが色の感覚的・心理的側面の研究にはゲーテの観察法の方が敵している。

残像・主観・記憶
 ― 残像は比較的低い段階の生理過程に原因を求めることができるかもしれない。一方,記憶色はかなり高次の認知過程が影響しているだろう。いずれにせよ,どの現象も色は外界に存在するものではく,人が感じるものであることをよく示している。
『色彩心理学入門』 大山 正(著)より抜粋
色と象徴
 色はさまざまの連想を生み,象徴的な意味をもつ。白は清浄を,赤は熱情を,青は平静を,黄は快活を,黒は悲哀をあらわす。各国の国旗の色は,自由や博愛や赤誠を表したり,民族を象徴することが多い。これは過去の経験にもとずく連想のよるところもあるであろうが,誰にでも,また文化のことなる国々でもほとんど変わらないのは,本質的に色の与える感情が人々の間に共通しているためではあるまいか。
『色彩心理学入門』 大山 正(著)より抜粋
―途中です。
Metamorphose

≫09 Metamorphose/ブルーからクリーム色へ(テイスティング&イマジネーション)

〔Art of Life; 2004.08.15〕

【152】 万華鏡;カタチ(3)

“吸い込まれるように夢中なる。最高の瞬間だ!” この作品好きです。

ar.ad F.Grignani
ar.ad F.Grignani

“キャンバスを撮影する。 それが作品(広告)となり,それを今度は私の目(カメラ)でパシャリ!と撮る。 それを(HP)訪れてくれた人が見る。 この“入れ子”の状態を“万華鏡”のように・お・互・い・が写し合い“美しい世界”が出来上がる。 良いものを伝え合う必要は,‥見る意味は,そういうところにあるのではないか?と思います。 (ちょっとこれは個人的な趣味に走り過ぎていますが‥,人それぞれの価値観を尊重する,それもまた大切なことだと思ってお許し下さいませ。)”

* * *

※“良い”とは?で,それへの即答として,「あいつ最近頑張っているよな!」 ではないか,と。「よき友をもつ‥」,まだまだあると思いますが,追々。(その究極は一点?一つ?)

〔Art of Life; 2003 10 23 日記よりオーバーラップ〕 2004.08.14

【151】 自己;カタチ(2)

「まばたきせずにカメラを10分間見ていられる」

“客は最初当惑しやがて怒り始めるのです。同じ画像が続いて何も怒らないからです。しかし,途中で立たず見続けていると客は不思議にリラックスしてきてそのうちイメージが彼らに働きかけて想像力がいろいろ掻き立てられるのです。瞑想にふけるような状態とも言えます。”(映画:スーパースターより。)

アンディー

◎“15分,人の顔を見ているとその人がわかるのよ”(映画:スーパースターより。)

この誰が言ったか分からないこの言葉が,嘘か本当か的を得ているようで好きなのです。例えばデニス・ホッパーは無表情で撮影されるべきだったけど,アクターズスクールのように一演技。また他のある女優は目から涙を一雫…。

そのように性格がどこか自然と“カタチ"となって現れてしまうものなのでしょうか。

アンディー

※期待とはまったく逆の写真のような映像。(その‘写真’ためフィルムにわざとキズを付けたとか付けないとか?)
パッケージとしての映画より,フィルムと自分が一体となって簡潔していく感じ,自分の想像力を覗かせてくれる鏡のような作品,という意味で好きです。

〔Art of Life; 2004.08.14 日記〕