兄弟喧嘩の原因は，ママの作ったおやつのせいだった。 二人は矢印にすることで和解した。 それはママからの，二人への宿題だったのかもしれない。
◆ ママからの宿題 ―正しいけど，正しくない。 これは，よく知られている“ミューラー・リエルの錯視”です。 同じ長さのはずなのに，目の錯覚で一方が長く感じるという知覚の一例ですが， 何故ママは，わざわざこんなおやつを作ってあったのでしょう？二つを重ねれば，その結論は自明です。 しかし，どう見ても一方が長く見えてしまう‥，これも事実です。 そして，世の中には理屈では分かっていても納得のいかないことが沢山あるのも，これまた事実です。 その時，貴方ならどうしますか？正しいだけが，正しいではない人生…。 ママはそんな宿題を僕たち兄弟に用意してあったのかもしれません。 ※ママからのおやつは，お互いが納得する策をとることで，二人の間に信頼という解答を生んでいた。 ［Navi Guide たまには，逆から眺めてみる。］別頁より